皆さんは夜によく眠れていますか?
現代社会にはストレスも多く、睡眠の質が悪くなってしまっているという方も多いと思います。
特に最近ではデジタル化が著しく進んだことで、講義や会議の多くがオンライン化し、パソコンやスマートフォンの画面を見る時間が長くなりました。
スマートフォンの使用時間の長時間化は、ストレスや睡眠障害に影響することが近年の研究によりわかっています。
このようなストレスにより生じる不眠に効果的だと言われているもののひとつに「アロマ」があります。
この記事では、睡眠の質の向上にアロマは本当に効果的なのか?
そして、なかなか寝つけず悩んでいる私が、実際にアロマを使用した結果どうだったかについてご紹介します!
・アロマは睡眠に効果があるのか
・安眠効果があるアロマの香りと取り入れ方
・快眠のためのアロマの効果的な使用方法
目次
アロマの睡眠への効果は嘘?
アロマの睡眠への効果は嘘なのでしょうか?寝る前にアロマを使用することは、本当に睡眠に効果があるのか気になりますよね。
これまでに行われた研究の結果によると、答えは「本当に効果がある」です!
アロマセラピーと睡眠の質の関係について様々な研究がなされていますが、総じてアロマセラピーが成人や高齢者の睡眠の質を改善し、ストレスや不安、疲労を軽減するという結果が報告されています。
アロマセラピーを毎日の生活に20分以上取り入れることを継続することで睡眠の質の改善が期待できるんです[1]。短時間で出来るので取り入れやすいですよね!
[1]J. Her et al., Complement Ther. Med., 60 (2021) 102739
睡眠に効果があるアロマの香り
フローラル系
1つ目は、「フローラル系」の香りです。
お花の優しい香りはリラックス効果があり、ストレスで眠れないときに有効です。代表的なものにローズやラベンダー、カモミールなどがあります。
このようなフローラル系の香りは、ハーブティーや入浴剤など日常的に取り入れやすいのでおすすめです!
ムスク・石けん系
2つ目は、「ムスク・石けん系」の香りです。
甘く清潔感のある香りで、やわらかく香ります。主に香水に使用され、香水のラストノートにも使われるほど持続時間がとても長いのが特徴です。
寝る前に使用すると翌朝まで香りが続き、ぐっすり眠ることができるのでおすすめです!
ウッド系
3つ目はウッド系の香りです。
深呼吸したくなるような、包み込まれる香りが特徴です。サンダルウッドやヒノキなどの香りはお寺の匂いにも似ており、ぜひお寺の匂いが好きな人におすすめしたい香りです。
刺激の少ない香りで、睡眠時におすすめのリラックスできる香りです。
寝る前のアロマの取り入れ方と注意点
ハーブティー
1つ目は、ハーブティーです。
ハーブティーを飲むことで、ハーブのアロマでリラックス効果を得られると同時に体を温めることができます。
体が冷えると睡眠の質が下がってしまいますが、ホットのハーブティーで安眠の効果を高めることが期待できます。
飲むタイミングは睡眠をとる30分前を目安にし、落ち着いてゆっくり飲むと良いです。
体温が下がるタイミングで眠気が訪れるので、寝る直前よりも少し前に飲むことであらかじめ体温を上げておくのがポイントです!
また、ハーブティーの温度は熱々だとかえって刺激になるので、40~60度くらいまでの温度で飲むようにしましょう。
お香・アロマキャンドル
2つ目は、お香・アロマキャンドルです。
お香やアロマキャンドルは香りが部屋中に広がり、直接的な強い香りとは異なり優しく香ります。
また、お香やアロマキャンドルを焚くときの煙や火のゆらぎを見ることができます。
これらは「1/fのゆらぎ」と呼ばれ、人がリラックスできるゆらぎなので、匂いだけでなく視覚的にもリラックス効果を得ることができます!
お香の焚き方やアロマキャンドルの使い方ですが、換気をしながら寝る前に20分程かけて焚くようにしましょう。
お香は焚き終わったらそのままでも大丈夫ですが、アロマキャンドルの場合は火の消し忘れが危険ですので注意しましょう!
香水
3つ目は、香水です。
こちらは意外かもしれませんが、香水も睡眠の質を向上させるのに効果的です。
香水は付けてからトップノート、ミドルノート、ラストノートと香りが変化していきます。この中でもミドルノートやラストノートが好みの香りのものを選ぶことで、睡眠時に大きなリラックス効果を得ることができます。
逆にトップノートは香りが強く刺激になるため、寝る前に匂いを嗅ぎ続けることはおすすめできません。
香水を使用するタイミングとしては、就寝の1時間前を目安にするとよいでしょう。
また、香水を付ける場所としては、お腹より下が自然に香るのでおすすめです。
次の日に香りを残したくない場合には、オードパルファム以下の濃度の香水を足首あたりに使用するとよいです!
睡眠に効果があるアロマは?
ここまで睡眠の質の向上が期待できるアロマをご紹介してきました。
色々ありましたが、その中でも一番効果を実感しやすいものは何でしょうか?
寝つきが悪く悩んでいる私が実際に試した結果を共有します!
試したものは次の通りです。
試したもの | 香り |
ハーブティー | ローズヒップ、ラベンダー |
お香 | サンダルウッド、イランイラン |
アロマキャンドル | フローラル |
香水 | ムスク、ウッディーアンバー、 フローラルムスク |
この中で最も効果を実感できたものは「ハーブティー」でした!
やはり香りでリラックスできることはさることながら、温まることができた点で効果は大きく、自然な眠気が訪れました。
その他では、アロマキャンドルも睡眠に対して効果を実感することができました。
柔らかく広がる香りと火のゆらぎの中で読書をしていると、うとうとしてスムーズに就寝することができました。
以上の結果から、「アロマ×温かさ」や「アロマ×視覚的な癒し」を満たすことで睡眠の質が向上すると考えられます!
お香や香水も、温かい服装や寝具を用意することでより効果が得られるかもしれませんね。
また、ここで使用したものの香り自体はどれもリラックスすることができました。
比較的甘めの香りが多いですが、好みによって選べるだけの選択肢があるのはアロマの良い点であるように思います!
睡眠に効果のあるアロマを使って熟睡しよう!(まとめ)
・アロマは睡眠に効果があることが近年の研究で明らかになっている。
・アロマには様々な香りやモノがあり、自分にあったものを選ぶことができる。
・「アロマ×温かさ」、「アロマ×視覚的な癒し」で睡眠の質の向上をより実感できる。
この記事では、アロマが睡眠の質の向上に効果があるのか?そして効果が得られる香りや、生活へのアロマの取り入れ方についてご紹介しました。
気になるアロマの香りや取り入れ方はありましたか?
ここでご紹介したアロマを生活に取り入れていただくと、リラックスして睡眠の質をより向上させることができると思います。
ぜひお気に入りのアロマでぐっすりと眠り、日々のストレスを解消してみてはいかがでしょうか?